高齢者への配慮を心掛けながら

 年を取ることで健康への配慮が出てくるのは当然であり、いつまでも元気に過ごしたいと思う高齢者の姿が映し出されるようです。家族の幸せのために一生懸命に働いていた高齢者は、「老後くらいは何事もなく平穏に過ごしたいものだ。若い時から休みを返上して働いていたことが多かったから、頑張ったご褒美として心休まる時に恵まれたいと思うのは当たり前なことだ」とおっしゃるかもしれません。また、亭主を支える妻においても、家事や育児のために我が身を二の次にするほど懸命に尽くしてきたならば、社会に出ていた人と同じように老後の人生を満喫したいと思うのではないでしょうか。そうした方達が健康であり続けることで、残りの人生に悔いを残すことなく有意義に過ごせるのではと考えられるのです。高齢者の健康を守ることも医療業界で働く方の義務であり、高齢者の健康を維持していくアドバイスも重要となります。
 高齢者の中には、定期的に健康診断を受けている方がいるのではないでしょうか。若い頃と比べて健康に気を遣うようになったのが窺えて、医療人は高齢者の体を診察している中で、ご老体をいたわることを意識しているのではと考えられて、高齢者を心から救いたいという気持ちがあるからこそ、高齢者に親身になって対応できると考えられるのです。高齢者の喜ぶ顔を期待しながら診察するのも、医療人としての意義のある生き方になると思います。

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